布団にダニがいるとどうなるの？駆除方法や繁殖予防する方法

​私達はおおよそ1日の3分の1を布団で過ごしますが

寝具には一年中微小なダニが住んでいることをご存知でしょうか？

布団の中のダニを放置すると死骸や排泄物がハウスダストとなり

アレルギーの原因となり、私たちの健康にさまざまな問題を引き起こします。

布団でリラックスする時間は一日の中で穏やかな瞬間ですが

「布団がダニだらけだなんて…」と考えると不安ですよね。

そこで、今回は布団のダニを取り除く方法と

ダニの増殖を防ぐ方法をご紹介します。どうぞ参考にしてください。

布団にいるダニの種類は？

布団に住むダニのほとんどは「ヒョウダニ」と呼ばれる種類のダニです。

彼らは人間の皮膚の脱落物、アカ（ダニの主食の一つ）

髪の毛などの有機物を好物としています。

ヒョウダニ自体は人間を刺すことはありませんが

「ツメダニ」という別の種類のダニは人間を刺すことがあります。

ツメダニによる刺傷は数時間後に激しいかゆみを引き起こすことがあります。

また、「コナダニ」はツメダニに餌になります。

ダニが私たちに与える影響

ダニの死骸、排泄物、脱皮殻が

私たちの身体にさまざまなアレルギー反応を引き起こします。

主なアレルギー疾患には、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、結膜炎、喘息などが含まれます。

典型的な症状には、咳、鼻水、かゆみがあります。

例えば、花粉症の季節でないのに

「布団に入ると目や体がかゆくなる！」と

感じる場合、布団のダニが原因かもしれません。

特に子供は症状が強く現れることがあるため

小さなお子様がいるご家庭では特に注意が必要です。

なぜダニは布団に住むの？

布団

布団がダニの増殖に適している理由について説明しましょう。

ダニの増殖に必要なエサが豊富

ダニは髪の毛、脱皮物、アカなどを好物としています。

これらの微小な粒子は、我々が気づかぬうちにベッドの上に散らばります。

ダニの増殖を防ぐために、こまめに掃除機をかけたり

粘着ローラーで掃除したりして

ダニの食料源を取り除く習慣を持つことが大切です。

ベッドはダニにとって理想的な環境

ダニは温度が摂氏25度前後、湿度が70％前後の高温多湿な環境を好みます。

ダニが増殖しやすい時期は6月から9月ですが

この時期には高温多湿な状態が一般的です。

特に布団は体温で温められ寝汗により高温多湿な環境になりがちです。

これに加えてフケやアカなどダニの好物が布団に付着していると

ベッドはダニにとって理想的な増殖環境となります。

ダニを排除する方法

掃除機をかける

生きているダニは掃除機で直接取り除くことは難しいですが

アレルギーの原因となる死骸や排泄物を除去するのに役立ちます。

またダニの食べ物となるフケ、アカ、髪の毛なども取り除くため

ダニの増殖を防ぐために重要です。

週に1回程度、ゆっくりと動かしながら時間をかけて

掃除機をかけることをお勧めします。

寝具に乾燥機を使用する

ダニは寝具、特に布団やマットレスに住んでいます。

ダニは「50℃以上で20分間」の環境で死滅します。

高温での乾燥はダニにとって致命的です。

コインランドリーなどで利用可能な高温乾燥機を使って

寝具を30分ほどかけることでダニを排除できます。

乾燥機を使用した後は仕上げに掃除機をかけると

残ったダニの痕跡を取り除けます。