マットレスに寝転がるときや寝返りをうつときに
マットレスのギシギシ音が気になり
何度も目を覚ましてしまうことはありませんか？
以前、私もベッドで音が出ていたので寝ている間に何度も目が覚め
睡眠の品質が低下してしまいました。
このような問題があると質の低い睡眠につながる可能性があります。
マットレスのコイルから音がする場合、最終的には新しいものに買い替える必要があります。
ただし、ギシギシ音はコイルから発生していると思われがちですが
実際には他の要因による場合もあります。
ここでは、ギシギシ音の原因から対処法まで詳しく説明しますので
快適な睡眠を取り戻しましょう。
コイルから音がする場合、寿命の兆候かもしれません!
コイルから音が鳴る原因は、通常経年劣化によるものであり
新しいものに買い替えることが最良の解決策です。
マットレスの寿命は種類によって異なりますが
「コイルマットレス」は一般的に8〜10年の寿命を持ちます。
この寿命を超えて使用し続けると、経年劣化によってギシギシ音が発生する原因となります。
また、年月を経た寝汗や湿気の影響で鉄のコイルが劣化し
音の原因になることもあります。
マットレスを立てたりひっくり返すことで通気性を向上させ
マットレスの寿命を延ばすことができます。
音を軽減するためにマットレスをひっくり返す
簡単に買い替えると言ってもコストがかかりますし
慎重に検討する必要があります。
その場合、マットレスを上下にひっくり返したり
マットレスパッドを使用したりして現在のマットレスを
できる限り活用することも検討する価値があります。
マットレスをひっくり返すことは、通気性を向上させる意味があります。
これらの対策を試してもギシギシ音が軽減されない場合
新しいマットレスの購入を検討することが必要です。
ボンネルコイルマットレスは音が出やすい
コイルマットレスには、通常ボンネルコイルマットレスと
ポケットコイルマットレスの2つの種類があります。
特に「ボンネルコイルマットレス」はコイル同士が連結しているため
ギシギシ音が発生しやすいのです。
「ボンネルコイルマットレス」はコイル同士を連結させ
その上にウレタンなどの中材を敷いたものです。
この設計により体圧がマットレスの一部に集中し
ポケットコイルマットレスよりもギシギシ音が発生しやすくなります。
面で体をサポートするため寝心地は硬めで
隣の人にも影響を及ぼすことがあります。
価格帯は1万円前後から始まり手頃な価格で入手できます。
それでは「ポケットコイルマットレス」は音が出にくいのでしょうか？
ギシギシ音を回避したい場合「ポケットコイルマットレス」や
「ウレタンマットレス」がお勧めです。
「ポケットコイルマットレス」はコイルを個別に小さな袋に収め
マットレスに敷いているものです。
各コイルが個別に動くため、ボンネルコイルマットレスよりも
適度なフィット感があり寝返りを打っても他の人に影響を与えにくく
体圧が均等に分散されます。そのため、ギシギシ音が発生しにくいのです。
ただし、価格帯としては高額なものが多いため
予算に余裕がある場合におすすめです。
安価な商品も存在しますがコイルの動きが制御されず
音が発生しやすいことがあります。
したがって、3万円以上の商品を選ぶことをお勧めします。
他の場所から音がする可能性も
しかし、マットレスから音が出ていると思っていても
実際にはベッドフレームや床から音が出ていることもあります。
マットレスだけを検証して音がしない場合
床またはベッドフレームが問題の原因である可能性があります。
床から音が鳴る場合、床の経年劣化が原因である可能性が高いため
ベッドの配置を調整することを検討しましょう。
ベッドフレームが原因の場合、接合部の隙間が問題である可能性があります。
この場合ベッドフレームを交換することを検討しましょう。
コイルとウレタンどちらのマットレスが最適か？
マットレスの音が経年劣化によるものである場合
通常は新しいマットレスを購入することが必要です。
ただし、さまざまなマットレスが存在し選択肢を検討する必要があります。
ギシギシ音を避けたい場合ウレタンマットレスがおすすめです。
ウレタンマットレスには高反発と低反発の2つのタイプがあります。
「低反発ウレタンマットレス」は体の形に合わせて徐々に形を変えます。
これにより、理想的な”S字カーブ”の姿勢を維持しやすくなります。
また、体を包み込むフィット感がありますが寝返りが打ちにくい傾向があります。
したがって腰痛がある場合、症状が悪化する可能性があります。
通気性も低く、寿命は高反発タイプと比較して短いです。
一方「高反発タイプ」は適度な硬さを持ち体圧が均等に分散され
寝返りを打ちやすいです。
寿命は長く、通気性も良好です。
価格も手ごろな商品が多くコスト効果が高いです。
ファイバーマットレスは洗える
最近では、新しい素材で作られたマットレスも注目されています。
その1つが「ファイバーマットレス」です。
ファイバーマットレスは、樹脂を繊維状に加工し
網目のように編んだ素材でできています。
通気性が良く自宅で丸洗いできる製品が多いため
マットレスの清潔さを気にする方に適しています。
また、固めの寝心地で寝返りが打ちやすく通気性も良いです。
この素材の特性により、湿気や寝汗がたまりにくく
ダニやカビの心配も少なくアレルギーを気にする方にとっても適しています。
ファイバーマットレスの厚みは通常3〜5cmで
床との接触感があると感じることがあるかもしれません。
ただし、ファイバーマットレスにはコイルマットレスとは異なる
ギシギシ音が発生することがあります。
特に素材同士がこすれる箇所で音が発生することがあります。
「ファイバーマットレス」という名前はあまり一般的でないかもしれませんが
一部の有名なメーカー（例: エアヴィーヴ、ブレインスリープ）でも使用されています。
ラテックスマットレスは環境にやさしい
「ラテックスマットレス」は、天然ゴム（ラテックス）を使用したマットレスで
新しいタイプのマットレスです。
ラテックスは細かく分けると
- 100%天然
- 天然（天然ゴム含有率80%以上）
- 合成（天然ゴム含有率80%以下）
の3つの種類に分類されます。
ラテックスマットレスは適度な柔らかさと弾力を持っており
高反発と低反発の中間くらいの寝心地を提供します。
体圧が均等に分散され快適な睡眠をサポートします。
ラテックスマットレスの通気性は通常低いですが
製品によっては通気性を向上させるための穴が設けられていることが多いです。
この素材のメリットの1つは環境への負担が少ないことです。
ラテックスは焼却しても有害物質が発生しないため、燃えるゴミとして処分できます。
ラテックスマットレスは快適な睡眠環境を提供しながら
環境への配慮もできる選択肢です。
コイルマットレスのコイル部分の解体方法
マットレスを処分する際コイル部分を解体することは時間がかかりますが
費用と運搬の手間を節約する方法の1つです。
ただし、一部の自治体ではコイルを不燃ゴミとして処理できない場合もあるため
事前に確認が必要です。
以下は、コイル部分の解体手順です。
- マットレスの側面をカッターナイフなどで切り、上部を外す。
- コイルを外す。
- 素材別に分別してゴミに出す。（コイル部分とその他）
カッターナイフでマットレスの側面を切り上部を外します。
これにより、コイル部分が露出しアクセスしやすくなります。
次に、コイルを1つずつ外し布とコイルを分別します。
最後に、コイル部分と他の素材を別々に廃棄物処分施設に出すことができます。
ポケットコイルマットレスの場合
コイルが個別の袋に収められているため、数百個の袋からコイルを取り出す必要があります。
この作業は数時間かかることがあります。
ボンネルコイルマットレスの場合
コイルは連結しているため1つずつ解体する必要はありません。
ただし、コイル部分は非常に重いため2人以上での作業がおすすめです。
処分に関して
コイル破砕処理は難しいものとして指定されている自治体もあります。
この場合、不燃ゴミとして処理することが難しく
粗大ごみとして処分する必要があり費用が発生することも考えられます。
自治体の規定に従って適切に処分しましょう。
解体以外のマットレス処分方法
マットレスを解体する作業は時間と体力を必要とするため
他の処分方法も検討する価値があります。
以下は解体以外のマットレス処分方法のいくつかです。
粗大ごみとして処分する
ほとんどの自治体では、マットレスを粗大ごみとして出すことができます。ただし、処分に費用がかかることがあるため、事前に料金を確認しましょう。
リサイクルショップや買取業者に依頼する
マットレスをリサイクルショップや買取業者に持ち込んで、買い取ってもらうことができます。一部の業者では無料で引き取りに来てくれることもあります。この方法は、マットレスがまだ使用可能である場合や、他の人に再利用される可能性がある場合に選択肢として検討できます。
寄付する
使用可能な状態のマットレスを地元の寄付施設や慈善団体に寄付することもできます。多くの人々がマットレスを必要としているため、これは社会に貢献する方法でもあります。
レンタル会社に戻す
マットレスをレンタル会社から借りていた場合、契約の終了時に返却することができます。レンタル契約を終了する前に、契約条件を確認してください。
マットレスリサイクリングプログラムを利用する
一部の地域では、マットレスリサイクリングプログラムが提供されています。これにより、マットレスのリサイクルや再利用が促進されます。地元の自治体やリサイクルセンターに問い合わせて、利用可能なプログラムを確認してください。
インターネットで売る
使用済みのマットレスをオンラインのマーケットプレイスやクラシファイド広告サイトで販売することもできます。ただし、マットレスの状態を正直に説明し、価格を適切に設定することが重要です。
リサイクルセンターに持ち込む
一部のリサイクルセンターでは、マットレスをリサイクルするサービスを提供しています。これにより、マットレスの材料の再利用やリサイクルが可能となります。
マットレスの処分方法は、地域によって異なる場合があります。
地元の自治体やリサイクルセンターに連絡を取り
最適な方法を確認することをお勧めします。
また、環境への負荷を最小限に抑えつつ廃棄物処理法や地元の規制に従うことも重要です。
まとめ
マットレスのコイルからギシギシと音が鳴る場合
それは長い間使用してきた証拠かもしれません。
コイルを備えたマットレスの寿命は通常8〜10年であり
その期間が終了したら新しいものに買い替えることを検討すべきです。
コイルの音を速やかに軽減するにはマットレスを上下逆さまにするか
マットレスパッドを追加することができます。
同じコイルマットレスであっても
ボンネルコイルマットレスは通常ギシギシと音を立てやすいです。
もしマットレスそのものから音がしない場合
問題はベッドフレームや床の劣化かもしれません。
音を抑えるマットレスをお探しの場合は
ポケットコイルマットレスやウレタンマットレスがおすすめです。
その他にもファイバーマットレスやラテックスマットレスなど
さまざまなマットレスの種類があります。
コイルマットレスを廃棄する場合内部のコイルを取り外す必要があります。
またマットレスを処分する際には
リサイクルショップや業者に引き取ってもらう方法も検討できます。
新しいマットレスを購入する際引き取りサービスを利用すれば
自分で運ばなくても便利です。
ベッドからギシギシ音が発生した場合まずどの部分から音が発生しているのかを確認し
それに応じた解決策を検討する必要があります。
マットレスやベッドフレームの経年劣化が原因であれば
新しいものに買い替えることが賢明です。
快適な睡眠を得るために寝心地や特別な要望に合わせて選択することが重要です。
ベッドは私たちが1日の約3分の1を過ごす場所であり
質の高い睡眠は生活の質を向上させるのに役立ちます。
